すぷの備忘録

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秋葉原の“肉ビル”の歴史

time 2024/04/05

秋葉原の“肉ビル”の歴史

秋葉原電気街の電気街口に建ち、長年多くのファンに親しまれてきた「肉ビル」こと「肉の万世 秋葉原本店」が、2024年3月31日をもって閉店しました。40年以上の歴史に幕を閉じた“肉ビル”について、その歴史を振り返ります。

### 電気部品商から食肉販売へ

“肉ビル”の始まりは、1949年(昭和24年)に電気部品商として創業した「鹿野無線」です。しかし、当時のドッジ・ライン不況の影響で業績が悪化し、1950年(昭和25年)に食肉販売業へ転換しました。これが「肉の万世」の誕生です。

### 秋葉原進出とビルの建設

1962年(昭和37年)、「肉の万世」は現在の場所に移転し、店舗を拡張します。その後、1989年(平成元年)には、ビルの老朽化に伴い、新たに「万世ビル」を建設しました。これが、多くの人に親しまれるようになった“肉ビル”の誕生です。

### 秋葉原のシンボルとして

“肉ビル”は、秋葉原電気街のランドマークとして長年多くの人に親しまれてきました。特に、ビルの1階に入っていた「肉の万世 秋葉原本店」は、名物のデミグラスソースハンバーグやカツサンドを求めて多くの人が訪れる人気店でした。

### 時代の変化と閉店

しかし、近年は秋葉原の街並みも大きく変化し、競争も激化していました。また、新型コロナウイルス感染症の影響も重なり、2024年3月31日をもって閉店することになりました。

### 40年以上の歴史に幕

“肉ビル”は、秋葉原の歴史を語る上で欠かせない存在でした。その閉店は、多くのファンにとって寂しいニュースとなりました。しかし、“肉ビル”で過ごした思い出は、多くの人々の心に残り続けるでしょう。

### 未来への継承

“肉ビル”の跡地には、新たな商業施設が建設される予定です。かつて“肉ビル”が秋葉原の街を象徴していたように、新たな施設も秋葉原の新しい文化を発信していく存在となることでしょう。

## まとめ

“肉ビル”は、秋葉原の街とともに歩んできた40年以上の歴史を持つ存在でした。その閉店は寂しいニュースですが、その思い出は多くの人々の心に残り続けるでしょう。そして、新たな施設が秋葉原の未来を担っていくことを期待したいと思います。

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